いま、何してる?
なんだかいつも注意散漫。
ひとつのことに集中していない。
何かやりながら別のことを考えている。
私のことです。
今月末、あるセミナーを受けることになっているのですが、説明会の際「ノートをとらないように」と言われたんですよね。
え、ダメなの?ケチだなぁって一瞬思いました。
でもそのとき言われたのは
「記録することに集中すると、聴いたこと、感じたことがすべて知識になってしまいます。大事なのは知識ではなく体験です。」
というものでした。
このセミナーはひたすら会話形式というスタイルなのでちょっと特殊かとは思いますが、私がハッとさせられたのは「体験する」ということです。
最近は「ながら作業」が多く、ひとつのことに集中するということが少なくなってきました。
アーカイブが残るからと別の作業をしながら動画を観たり、映画を観ながら途中でスマホが気になったり。
記録、録画があるおかげで「またあとで見返すことができる」のはありがたいことですね。
だけど「あと」がなく、今この瞬間しか味わえないとしたら?
全力で目の前のことに集中するでしょうね。
ひょっとしたら、私はどうせ集中しないから「記録を残しておこう」と考えるのかもしれない。
「記録を残すことに一生懸命になると、体験に集中できなくなる」と言われた時、自分の普段のあり方に思い当たる節が多いと感じたのです。
極端な例ですが、大好きなミュージシャンのライブに行ったのに、スマホでステージを録画するのに必死で、全く「ライブ」を体験していなかった…みたいな感じでしょうか。
記録を残すか残さないかに拘らず、自分自身を振り返ってみると今この瞬間に集中してないことに気付きます。
洗濯しながら「さっさと終わらせて買い出しに行かなきゃ」と考えている。
買い物しながら「さっさと帰って猫のトイレ掃除もしないと」と考える。
猫トイレ掃除をしながら「14時に実家に顔を出さないと」と思う。
実家で母たちと話しながら「早めに切り上げて明日のお弁当の準備してしまわなきゃ」と考える。
お弁当の支度をしながら「この先の漠然とした不安」について考える。
あれ?
私はいつ「今」について考えるんだろう?
これまで残してきた記録だって、いつ集中して感じ取るのだろうか。
気付けばいつも「今」はおざなりに。
いまでも私は過去や未来のことを考えるのに忙しくしています。
それでも、今月末には一切記録を残さない、つまり二度と見返すことができない時間を過ごすという体験をすることになります。
「今」に集中できる貴重な時間。
自分の中で何か変化が起こるかもしれません。
何のオチもない話になりましたが、最近感じた「今」についてでした。
またシェアしたいと思います。
